相続させない方が良い不動産

動産の中には、相続させるよりも、生前に処分するなどの対策を行う方が望ましいものもあります。
では、相続させない方が良い不動産とは、どのようなものでしょうか。

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相続税でデメリットが生じる!?

「現金よりも不動産を持っていた方が、相続では有利」といわれることがあります。それは、相続税を計算する際の不動産の評価額(以下、相続税評価額)が、実際に取引される価格(以下、実勢価格)より低くなる場合が多いためです。このような不動産は、相続税の計算をする上において、現金を持ってい るよりもメリットがある資産となります。

しかし、全ての不動産が相続で有利となるわけではありません。

後ほどご紹介する不動産は、相続税を計算する上でデメリットが多く、相続させない方が良いと一般的に考えられています。これらの不動産を所有されている方は、早期の売却を検討されると良いでしょう。

 

 

期間のゆとりをもって対策を

“相続させない方が良い不動産”は、買い手からみると“買わない方が良い不動産”となります。ゆえに、売却できない又は売却にかなりの時間を要する可能性があります。

売却をご検討の際は、売却が困難であるとすぐに諦めるのではなく、“相続させない方が良い不動産”を“相続させても良い不動産”に転換できるよう、実行可能な対策を講じていくことも大切です。

 

なお、売却益を期待して購入した山林は、現在のところ売却を含め有効な対策が見つからない状況であり、“相続させるしかない不動産”といえます。このような状況にならないよう、不動産投資を行う前に、当事務所へご相談ください。