万全のインフルエンザ対策で冬を乗り切ろう

冬に気になるのがインフルエンザの流行。感染すると職場や家族にも迷惑をかけてしまいます。
今回は、今すぐできるインフルエンザ対策についてまとめてみました。

 

目次

インフルエンザの正体とは?

インフルエンザは、ウイルスによって起こる感染症。A型、B型、C型があり、流行するのはA型とB型です。A型は豚や馬、鶏などにも感染しますが、B型が流行するのは人だけだといわれています。風邪もウイルスの感染で起こりますが、鼻水、咳などの症状が中心なのに対して、インフルエンザは強い全身症状がみられます。普通の風邪とは違い、38度以上の高熱や関節痛、全身のだるさなどが、急速に現れるのが特徴。完治するまでには、発症から7日ほどかかります。

感染を防ぐには、バランスの良い食事や適度な運動など、毎日の体調管理によって抵抗力をしっかりつけておくことが大切。特に65歳以上の方や5歳未満の児童、妊娠中や肥満ぎみの方などは、かかると重症化しやすいといわれています。きちんと対策をとるのがおすすめです。

 

インフルエンザ予防法 ~日常生活編~

🔸マスクを着用
できるだけ⼈ごみを避け、ウイルスを寄せ付けないのが⼤切。⼈が多い場所ではマスクの着用を⼼がけましょう。

🔸手洗い・うがいを
外出先から戻ったら、⼿洗いとうがいの習慣をつけましょう。⼿洗いは⼿のひらだけでなく、⽯鹸で⼿⾸までしっかり洗うのが効果的。うがいは、⼝の中を清潔に保ち、のどの乾燥も防ぎます。

🔸適度な湿度を保つ
ウイルスは、乾燥していると⻑時間空気中を漂うことになるので、加湿器などで室内を適度な湿度に保つことが重要。湿度は50〜60%を目安にしましょう。

 

インフルエンザ予防法 ~予防接種編~

🔹予防接種は忘れずに
インフルエンザワクチンは接種後、⼒を発揮するまでに約2週間かかります。インフルエンザの流⾏期間は12〜3⽉なので、11⽉中には接種を⾏っておくのがおすすめ。効果は5ヶ⽉ほど持続します。12歳以下は、2回の接種が推奨されていますが、⼤⼈は1回の接種でも有効。より効果を求める場合は、⼤⼈でも2回接種が可能です。

🔹高齢者予防接種の助成
65歳以上の⽅が予防接種を受ける場合、各市町村で接種費用の⼀部を助成してもらえる制度があります。助成⾦額は市町村によってまちまちなので、詳しくは、お住まいの市町村にお問合せください。

🔹発症後も重症化しにくい
予防接種をしたからといって、インフルエンザにかからないわけではありませんが、発症しても軽度ですむとされています。65歳以上の場合は、接種していない⼈に⽐べ約50%有効性があったという報告があります。

 

しっかり対策をしていても、38度近い発熱やだるさ、筋肉痛などの全身症状が現れた場合はすぐに病院へ。発症後すぐに「抗インフルエンザウイルス薬」を服用すれば、発症期間が1~2日短縮され、症状の改善も早くなります。この冬は万全の対策で、どうぞ元気にお過ごしください。