年末調整後の繰越超過額
目次
freee 年末調整・繰越超過額リスク体感シミュレーター
その「繰越超過額」、本当に正しいですか?
⚠️ データ連携の「落とし穴」にご注意ください
freee人事労務と申告freeeを連携利用している場合、年末調整で発生した還付金(超過税額)の扱いに注意が必要です。特に、税理士報酬などの源泉所得税を納付する場合、申告freeeでの手入力情報はfreee人事労務に反映されません。この仕様が、翌年の納付額を誤らせる原因となります。このシミュレーターで、何が起こるのかを実際に体験してみましょう。
データ連携のズレを体感する
① freee人事労務
年末調整が完了
年調超過税額
100,000円
→
② 申告freee
徴収高計算書を作成
円
計算結果:ここに「ズレ」が生まれる
freee人事労務に残るデータ
【注意】手入力が反映されない!
次回への繰越超過額
100,000円
実際の正しい繰越額
相殺後の金額
次回への繰越超過額
80,000円
具体的なリスク:翌年の納付額が過小になる
上のシミュレーターで見たように、freee人事労務には相殺前の超過額がデータとして残ってしまいます。この状態で、翌年(例えば納期の特例適用者の7月納付分)の徴収高計算書をfreee人事労務で作成すると、**誤った金額(シミュレーターの例では100,000円)が「前回からの繰越超過額」として自動で引き継がれてしまいます。**
その結果、本来納めるべき税額が過小に計算され、意図せず納税額が不足する事態に陥る危険性があります。
【重要】必ず実施すべき対策チェックリスト
このリスクを回避するためには、徴収高計算書を作成する都度、以下の手動での確認と修正が不可欠です。実施する項目をチェックしましょう。