Android版「Chrome Canary」でスワイプによる「戻る/進む」をするための設定

目次

スマホ版Chromeブラウザ

iphoneやipadにデフォルトでインストールされているSafariでお馴染みのスワイプ動作。

Android端末で多くの方が使用していると思われるChromeでは同様の操作ができませんでした。
しかし、アップデートによって「Chrome Canary」では設定できるようになりました。

Chrome Canary とは

GoogleはChromeブラウザとして、4種類(通常版、Beta、Dev、Canary)を提供しています。ほとんどの人は通常版を使用してるかと思います。

 通常のChrome(安定版)

通常版は十分にテストが行われており、その挙動の信頼性が高いと安定版です。このバージョンは、大多数のChromeユーザーによって使用されており、他のバージョンのブラウザでの広範なテストの結果、最も安全で安定したバージョンのChromeとなっています。

Beta

ベータ版は安定版のアップデートがリリースされる一段階前のバージョンです。Chromeベータ版はほとんどかなり安定していますが、小さなバグが起きることがあります。

ベータ版はアップデートのテストの最終段階であり、ユーザーインターフェースの最終調整を行い、安定版のChromeで幅広いユーザーにリリースされる前にバグのテストが行​​われます。

Chrome BetaブラウザはGoogleによって毎週更新され、およそ6週間ごとにメジャーアップデートを受けています。

Dev

DevはBetaより一歩先を進んでおり、もう少し不安定です。このバージョンは、開発者が主にブラウザテストするために使用されています。

ChromeのDevバージョンは、クラッシュ、エラー、拡張機能の互換性の問題などが発生しやすい傾向があります。このバージョンのアップデートはまだ初期段階であり、多数のバグ修正が行われています。

Canary

Chrome Canaryは4つのバージョンすべての中で最も不安定なビルドで、最新のChrome開発コードを使用してGoogleのサーバーによって自動的に更新されます。

Chrome Canaryは、未完成のブラウザです。毎日のように更新され新しい機能が追加されますが、その結果、Chrome Canaryはバグが発生する可能性があり、好みの機能が警告なしに突然消えたり、アップデート後にクラッシュして起動しないなどといったこともあります。
このような特徴があるため、Chrome Canaryをメインのブラウザとして使うことはリスキーですが、本機能のような新しい機能をいち早く使いたい場合にはインストールしてみると面白いですよ。

 

設定方法

Chrome Canaryアプリを起動し、次のアドレスをアドレスバーに入力して開きます。

 

chrome://flags/#overscroll-history-nagivation

「overscroll-history-nagivation」という項目を探します。
項目「overscroll-history-nagivation」のプルダウンメニュー(下の画像の囲まれた部分)をタップします。

 

すると、次の画面に切り替わるので「Enabled」を選択します。

 

そうすると、元の画面に戻り、下にバーが現れるので「RELAUNCH NOW」のボタンをタップしてChromeCanaryアプリを再起動します。

Relaunch Now

 

 

※なお、次の設定項目を「Enabled」にすることでできるという紹介記事も確認されましたが、当方の現在の環境(Pixel3、2019/07/22の時点)では該当項目がありませんでした。

chrome://flags/#enable-gesture-navigation

通常のChromeではできないか

通常版Chromeアプリでも chrome://flags/ を見ると同様の項目があり、設定自体はできようですが、当方の環境ではスワイプをしても「戻る/進む」の動作はしませんでした。