昔の暑さとは違うから、万全の熱中症対策を
地球の温暖化が進むにつれて、熱中症になる人が増えています。屋外にいる時だけでなく、室内で発症してしまうこともあるので、注意が必要です。
目次
熱中症の症状とは?
熱中症は、できるだけ早くその症状に気づくことが大切です。熱中症の症状は、大きくわけて4つあります。
① めまいや失神などを起こす「熱失神」
② 筋肉痛や手足がつる「熱けいれん」
③ 頭痛や嘔吐の症状がみられる「熱疲労」
④ 意識障害や体温が高くなる「熱射病」
そんな症状が現れたら、すぐに涼しい場所へ移動し、脇や足の付け根などを冷やしながら、水分補給をしましょう。意識がもうろうとしている場合は、すぐに救急車の要請が必要です。早め早めの対応が症状の悪化を防ぎます。
日頃から熱中症対策を!
熱中症にならないよう、生活の中でしっかりと予防対策をとっておきましょう。
🔹水分・塩分・糖分を補給する
汗をかくと塩分も失われてしまうので、⽔分だけでなく塩分の摂取も⼼がけましょう。
熱中症予防の⽔分補給としては、0.1〜0.2%の⾷塩のほか、糖質を含んだ飲料が推奨されています。
糖を含んでいると腸管で⽔分吸収が⾼まるため、同時に⽔分も吸収されやすいのです。
⽔だけではなく、スポーツドリンクなどの塩分、糖分を含む飲み物も摂ることが重要です。
🔹外出時は特に注意する
どうしても外出しなければいけない時は、⽇傘や帽⼦などを⽤いて直射⽇光を避けるようにしましょう。暑い時期は、⻑く歩くことは避けて、⾞やバス、タクシーなどを積極的に利⽤するのも良い選択。⾝体に無理をさせないことが大切になってきます。
🔹就寝時もエアコンをつける
寝ている間は⾝体を冷やさないようにエアコンを消すというのは、実は大変危険な⾏為です。
暑い中で眠ることは、運動しながら寝ているようなもの。
これだけの猛暑が続く時期は、エアコンをつけながらしっかりお布団をかけて眠るようにしましょう。
枕元には⽔筒を置いて、冷たいお⽔やスポーツドリンクなどをすぐ飲めるようにしておくのもおすすめです。
昔と違い、都心はヒートアイランド現象で過去100年の間に気温が3 度も上がっています。我慢や無理はせず、いつでも快適な温度の中で過ごすように心がけ、身体をお守りください。