情報セキュリティ10大脅威と企業のセキュリティ対策
情報セキュリティに関する事件や事故は、日々さまざまな形で発生しています。ここでは、独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威2020」※1と、企業が行っているデータセキュリティへの対応状況※2をみていきます。
目次
情報セキュリティの10大脅威
上記発表は、2019年に発生した社会的に影響が大きかったと考えられる情報セキュリ ティにおける事案を、IPAがランキングしたものです。そのうち「組織」の情報セキュリティにおける10大脅威は、表1のとおりです。
外部からの脅威が多い中、社内に原因のある脅威も含まれています。
企業の対応状況
次に総務省の調査から、企業のデータセ キュリティやウイルスへの対応状況について、 上位10項目をまとめると表2のとおりです。
パソコンなどの端末(OS、ソフト等)にウイルス対策プログラムを導入する割合が最も高く、80%を超えています。また、サーバにウイルス対策プログラムを導入する割合も60%程度になっています。
企業でのセキュリティ対策は、機器やサー ビスの使用状況によって異なりますが、自社にとって必要な対策を講じなければなりませ ん。上述のIPAでは、サイト上で各種の情報セキュリティ対策に関する情報提供を行っています。自社の対策に不安のある方は、こうしたサイトで確認してみてはいかがでしょうか。
※1独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威2020」を決定 2020年1月に発表されました。詳細は次のURLのページから確認いただけます。
https://www.ipa.go.jp/security/vuln/10threats2020.html
※2総務省「平成30年通信利用動向調査(企業編)」 2019年5月に発表された2018年9月末時点の調査結果です。詳細は次のURLのページから確認いただけます。