データでみるビジネスメールの 書き方の実態

2018年9月に発表された文化庁の世論調査※によると、20代~50代の60%以上が仕事上のやり取りでメールを使っています。ビジネスメールは形式がさまざまで、書き方に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは上記調査から、仕事上のやり取りをするメールの書き方の実態などをみていきます。

 

目次

60%が他の人のメールを参考に

仕事上のメールを作成する際に、どのようなものを参考にしているかの回答では、仕事の中で送られてくる他の人のメールを参考にしている割合が、57.5%で最も高くなりました。次いで、ウェブサイトから得た情報が34.9%、本(電子書籍を含む)から得た情報が27.7%などとなっています。

 

 仕事上のメールに必要な文言は

メールの形式についての質問では、仕事上のメールに決まった型や形式があると思うと回答した割合が、全体で60%を超えました。

決まった型や形式があると回答した人の、型や形式についての回答をまとめると、右グラフのとおりです。

挨拶や署名、1行の長さなど、いろいろな点に気を配ってメールを作成していることがうかがえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メールの文例を作成してみては

メールは言葉によるやり取りのため、文言に慎重になり、作成に時間がかかることがあります。対策として、社内でいくつかメールの文例を準備しておくと、作成時間短縮や品質の均 一化につながり、業務の生産性向上に役立つかもしれません。
作成にあたっては、グラフで紹介した項目も参考にされてはいかがでしょうか。

 

※)文化庁「平成29年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」平成30(2018)年3月に、全国の16歳以上の男女3579人を対象に行われた調査です。有効回答率は56.5%です。ここでは、メールの書き方に関する調査結果を紹介しています。詳細は次のURLのページで確認いただけます。
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/r1393038_01.pdf