耳の不調、違和感を抱いたら…?!

最近、耳が聞こえにくかったり、違和感があったりしませんか?
耳の病気は様々ですが、老化によっても耳の機能が落ちてしまいます。耳の健康を守るポイントをまとめてみました。

 

目次

気を付けたい耳の病気

耳の病気の中でも注意が必要なのが「突発性難聴」です。急に片耳だけ聞こえにくくなったり、めまいを感じたりした時には、できるだけ早く(1週間以内には)耳鼻科を受診することが大切です。音を感じる神経「有毛細胞」が障害を受けている場合、10日間から2週間程度の間に 神経変性が起こってしまいます。早めに受診すれば、内服や点滴で完治できることもあります。その他、耳がふさがった感じがする、音が響いて聞こえる、耳鳴りがする、いつもと違う耳垢がとれた時なども、すぐに耳鼻科を受診するようにしましょう。

 

加齢による難聴とは?

加齢によって耳が聞こえにくくなるのを「加齢性難聴」といいます。30代半ばからなる人もいます。両耳に起こり、高い音が聞こえにくくなります。電子レンジやインターホンの音、高い話し声、動物や虫の声などが聞きとりにくくなったら要注意です。他の病気の可能性も考えられますし、放っておくと認知症を併発することがあります。

耳が音をひろうには、外からの音が外耳道を通り、中耳で音の振動を受け取り、内耳に伝えます。内耳内側の「有毛細胞」が音の振動を電気信号に変換し、神経から脳へと伝わることで音が聞こえます。年齢とともにこの有毛細胞が弱くなり、高音域が聞こえにくくなります。

 

耳の健康を守る暮らし

🔹耳掃除をしすぎない
⽿掃除は2週間に1回程度にし、⽵製の⽿かきや綿棒など、負担のないものでやさしく⾏うようにします。

🔹大きな音を避ける
⽇頃からヘッドホンやイヤホンで⾳楽や動画などを楽しんでいる⽅は、⼤きな⾳にしないようにご注意を。⼤⾳量の場所では⽿栓をするのも有効です。

🔹適度な運動と睡眠を
⾝体に負担をかけない適度な運動や、良質な睡眠をとることが、全⾝の若々しさにつながり、⽿の健康も守ります。

🔹バランスの良い食生活を
⽿の複雑な骨の構造を維持するには、カルシウムを含むシラス⼲しやチーズ、ビタミンB12が豊富なレバーやアサリ、サンマなどを摂るのがおすすめです。

🔹ストレスをためこまない
ストレスによって起こる難聴もみられます。⾃分がリラックスできる趣味やお友達とのつきあいを⼤切に、ストレスをためこまない⽣活を⼼がけましょう。

 

 

 

いつまでも様々な音がしっかりと聞きとれる耳は、健康面はもちろん、危険にも気づきやすく安全な生活につながります。耳を大切にする習慣を身につけ、人生を大いに楽しみましょう。